「下の画像からイケメンを全てクリックしてください」、「下の画像からスマートメガネではないものを全てクリックしてください」、「下の画像からボスポラス海峡を全てクリックしてください」…。最近、中国鉄道カスタマーセンター12306サイトでチケットの予約を行う時に必要な画像認証が「難しい」と話題になっている。同サイトで、チケットを購入しようとすると、8枚の画像が表示され、イケメンやスマートメガネではないメガネ、ボスポラス海峡などの画像を複数選択しなければならない。春運(春節<旧正月>期間前後の帰省・Uターンラッシュに備えた公共交通機関の特別輸送体制)期間中のチケットの争奪戦に加わるネットユーザーらは、思わずあわてふためいている。
上海の「澎湃新聞」によると、7日に12306に電話したところ、「それらの画像認証は確かに難しい。既に技術機関に伝えてある。『最新の情報に更新』をクリックして、比較的簡単な画像認証を選択するといい」との回答が返ってきた。
あるサイトの統計によると、12306のサイトの画像認証には581種類あり、2つのキーワードを入力するという方法に基づくと、その組み合わせは33万6980通りになる。1度で正解する確率は8%、2度で正解する確率は27%、3度以上で正解する確率は65%。1度で正解するために平均5秒かかるとして、人気のチケットの状況に基づいて計算すると、1度間違えるたびに、チケットを購入できる確率が約80%下がることになる。統計によると、現在、一番簡単な画像認証は、自転車、人民元、虎。一方、一番難しいのはテントウムシ、経筒、スプレー。その他、イカやタコ、箱、収納ケースなども見分けが難しい。
あるネットユーザーは、「春節(来年は2月8日)を前に、12306のサイトでチケットを購入するのが大きな悩みの種。インターネットの速度も手の動きも速いとしても、画像認証の関門には、あわてふためいてしまう。大学の入学試験より難しい!」との声を上げ、多くのネットユーザーも、「どうしたらいいか分からない」とお手上げ状態になっている。
「人民網日本語版」2015年12月8日