中国鉄道カスタマーサービスセンター・乗車券予約購入サイトの「12306」によると、本人のものではない携帯電話番号を使って同サイトにアカウント登録を行い、「春運(春節=旧正月の帰省・Uターンラッシュに伴う特別輸送体制)」中の乗車券を不正に購入する現象が一部で起こっているという。1人でも多くの乗客が正規の方法で乗車券を確保できるようにしし、乗客のプラバシー上の安全を護り、乗車券購入に関する情報を正確に乗客に伝えることを目的として、「12306」は、ユーザーが登録した携帯電話番号に対する確認作業を行うこととした。人民日報が報じた。
「12306」が実施する乗客の携帯番号確認作業は、ウェブサイトと本人の携帯電話との間でショートメールによる送受信が可能かどうかをチェックする方法で行われる。乗客は、最初にサイト上で乗車券の予約購入を行う際、最初の購入申込日から3日以内に、乗客の都合の良い時間に携帯電話番号の確認作業を行うことができる。また、この3日間の間に確認作業を行わなくとも、乗車券は購入できるが、3日後に携帯番号の確認作業を行う必要がある。
携帯番号の真偽確認作業のスタートと同時に、「12306」は、携帯電話番号による直接登録機能という新たなサービスを乗客に展開する。たとえ乗客が、以前に登録したユーザーネームやメールアドレスを忘れてしまっても、携帯電話番号による登録が可能となる。また、同サイトは、乗車券を購入した乗客に対して適宜列車の遅延状況など各種情報を提供し、乗客の鉄道利用にさらなる便宜を図る。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年12月3日