浙江省烏鎮で開催されていた「第2回世界インターネット大会」が18日、閉幕した。国内各地から警備の応援で駆けつけていた武装警官や公安係員は軒並み続々と撤退、地元に戻った。武装警察寧波分遣隊の隊員が撤退途中に取った振る舞いが、凛凛と冷える冬空に暖気をもたらし、人々の心の扉をそっと開いた。中国新聞社が報じた。
撤退前夜、武装警察寧波分遣隊の隊員は、中国の偉大な小説家・茅盾氏の母校である烏鎮植材小学校の校舎を臨時兵舎として借りたことについて、教員や生徒たちに感謝の気持ちを示そうと、黒板に心からのメッセージを書き遺した。また、野戦文芸小文チームによる「強軍の軍歌」の楽譜と歌詞も黒板に描いた。
分遣隊の劉燕・分隊長は、「子供たちが強ければ、中国も強くなる。子供たちが賢ければ、中国も賢くなる。我々が黒板にお礼の言葉と『強軍の軍歌』を残したのは、我々の言葉と行動から、子供たちが、謙虚で人を敬うという中華民族伝統の美徳や、国防事業に対する理解と愛情を感じて欲しかったからだ」とコメントした。
微博ユーザー「@井井安然IL」さんが、自身の微博で転送したこれらのメッセージの内容は、わずか1日のうちに2万回転送され、1万7千の「いいね」を獲得した。この武装警察隊は「素養の極めて高い中国軍人」であると、多くのネット民から絶賛された。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年12月22日