中国解放軍報は15日夜、微信(ウィーチャット)の公式アカウントで、軍人の体型が基準に適合しているかを的確に見定めるべく、間もなく発表される「軍事体育訓練・審査要網」において、肥満度を表す体型指数「ボディマス指数(BMI)」が採用されていることを明らかにした。BMIは、世界共通の計算式で、中国の「国家学生健康体質基準」にも採用されており、今後、軍がさらに体型基準を修正する際、科学的な根拠を提供できることになる。京華時報が報じた。
体型基準を変更
中国人民解放軍の総参謀部、総政治部、総後勤部、総装備部がこのほど共同で発表した「軍事体育訓練改革発展要網(2015-2020年)」が、社会一般の注目を集めている。
解放軍報は微信を通して、「同要網においてBMIを採用。軍人の体型が基準に適合しているかを、的確に見定めることができる。これは、世界共通の計算式で、中国の『国家学生健康体質基準』にも採用されている。つまり、中国の軍人の体型評価方法が、世界や中国国内の学校と同じになったということだ。中国の軍人の体型状況を、海外の軍人の体型状況や中国国内の学生の体型状況を横に並べて研究するのに役立つ。そのデータを分析することで、今後、軍がさらに体型基準を修正する際、科学的な根拠を提供できることになる」としている。
中国軍の関係者によると、同要網では、量化された具体的な数字には触れておらず、今後努力する方向が示されているだけ。今後は、試験ポイントを設置して、審査・評価基準を制定する際の参考材料にする。