海南省教育庁の招きを受け、日本の兵庫県の高校生10人からなる海南訪問代表団と海南の高校生代表10人が22日、黎苗(リー・ミャオ)文化観光地「梹榔谷」をともに訪れ、海南のりー族やミャオ族の独特な文化を感じ、古い中国の民俗的な魅力を体験した。海南日報が伝えた。
「ボロン!」「ボロン!」。リー族特有のあいさつがあちらこちらで聞こえる。美しいミャオ族の若い女性が祝福を表すためにみんなの耳を軽くつねる。純朴で独特なリー族とミャオ族の様子に、日本の高校生らは驚きの声を上げていた。高校生らは「オウム返し」のように「ボロン」と繰り返し、客をもてなすのが好きなリー族に答え、伝統衣装を着た美しい少女と先を争って記念撮影をしていた。
同地を舞台に演出された現地の暮らしを描いたパフォーマンス「梹榔・古韻」は日本の高校生らに強い印象を与えたようだった。木をこすって火を起こす古代の知恵のデモンストレーションや火を吹く刺激的なシーンには、驚きの声と拍手が上がっていた。すばらしいパフォーマンスに高校生らは酔いしれ、竹ざおを使った目玉のダンスで会場の雰囲気は最高潮に達した。梹榔谷のスタッフの熱心な招きを受け、高校生代表とゲストは舞台に上がり、一緒に「ボロン!」と叫んで記念写真を写し、梹榔谷の旅はフィナーレを迎えた。
訪問の過程では、海南の高校生らが流暢な英語で日本の高校生のための解説員を務め、海南現地の民族文化の伝統的な魅力を詳しく紹介し、日本の高校生らの称賛を受けた。双方は、友好的な触れ合いを通じて友情を深めた。(編集MA)
「人民網日本語版」2015年12月25日