「中国ガラス文化の里」である山西省交城県覃村の建物の中で2月16日、ガラス職人高世俊さんが自身の工房で忙しそうにしている。中国新聞網が伝えた。
正月気分たっぷりの田舎の村だが、高さんの家の中の雰囲気はより雰囲気たっぷりだ。炉が真っ赤に燃える小さな工房をぎっしり取り囲んだ子供たちが時に手を叩いたり、楽し気に笑ったりしながら溶けたガラスに空気を吹き入れ形ができていく様子を興味津々で見ている。
高さんが製作した作品は「ぽっぺんガラス(ビードロ)」と呼ばれる。空気を吹き込むと「ぽっぺん、ぽっぺん」と音がすることから、この名がつけられた。明清時代以降、ぽっぺんガラスは漢族が住む地域で流行した春節(旧正月)の「音が鳴る特殊なおもちゃ」で、かつては山西省の行商人に伴って中国各地に広く伝わった。(編集JK)
「人民網日本語版」2016年2月18日