16日午後2時、「90後(1990年代生まれ)」の女性・譚潔さんは、スマホを片手に外出した。移動中、江漢路で食事をとり、街をぶらぶらする様子を、スマホを使ってライブ中継で伝えた。ライブ中継番組の画面には、3万人あまりが彼女の生中継を視聴していると表示された。武漢での自分の衣食住・外出の様子をライブ中継することで、24歳の彼女のファンは、わずか3カ月で累計13万人に達した。長江日報が伝えた。
〇演技は無用、「90後」女性の仕事は「日常生活のライブ中継」
譚潔さんの職業は、「ネットワーク番組パーソナリティ」と呼ばれ、毎日午後2時から4時まで、彼女はスマホを手に武漢三鎮(武昌、漢陽、漢口)をくまなく歩き回る。市バスに乗る、洋服を買う、街をぶらつくなどの日常生活の様子や自らの所感を発信している。
譚さんが初めてライブ中継に臨んだ時には、思いっきりお洒落をして、これまでの演技経験を駆使して、歌を歌いダンスを踊った。だが、努力の甲斐なく、集まったファンはわずか30人に終わり、彼女はかなり落ち込んだ。その後、他のパーソナリティのパフォーマンスを観察・研究した結果、「ネット番組のパーソナリティには、演技など無用だ。リアルな日常生活を発信するだけで十分なのだ」ということを悟った。