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中国のナンキョクオキアミ産業が発展、未来の貴重なタンパク質源に

人民網日本語版 2015年03月31日10:54

ナンキョクオキアミ(資料写真)

中国南極科学観測隊が具体的にどのような科学研究を行っているのか、一般人には明らかにされないことが多い。しかし、春節(旧正月)前に「南極の極端な環境下での温室による野菜生産」の成果が報告されたことに続き、3月28日にも中国第31次南極科学観測隊の新たな成果が発表された。中国のナンキョクオキアミ産業は、4年余りの急速な発展を経て無から有に変わり、捕獲から加工に至る産業チェーンを形成した。ナンキョクオキアミが中国の一般家庭の食卓に上がる日も、遠くはないかもしれない。新華網が伝えた。

中国水産科学研究院東海水産研究所、中国科学院海洋研究所、中国海洋大学などでつくる南極周辺海域オキアミ等生物資源調査・評価プロジェクトチームは、中国が南極に持つ中山基地付近のプリッツ湾で、ナンキョクオキアミ資源の音響画像データの収集と15ヶ所の底引き漁を行った。

中国水産科学研究院東海水産研究所の李霊智氏は、「ナンキョクオキアミは地球上で発見されている生物のうち量が最大の単一種で、少なく見積もっても数億トンに達する。ナンキョクオキアミは南極海の食物連鎖の中心に位置し、クジラ、アザラシ、ペンギンなどの動物の主要な食物だ。世界漁業資源が減少を続ける中、ナンキョクオキアミは未来の人類にとって、最大のタンパク質源になるかもしれない」と述べた。(編集YF)

「人民網日本語版」2015年3月31日

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