1993年の世界無線通信会議において、中国を含む10カ国の天文学者による巨大望遠鏡の建設計画提出
世界最大の望遠鏡はどこにあるだろうか?それが中国の貴州省平塘県にあるとは、多くの人にとって思いもよらないことだろう。「天眼」と呼ばれるこの球面電波望遠鏡は、世界で最大口径の、感度が最も高い電波望遠鏡だ。FASTプロジェクト副チーフテクノロジストの孫才紅氏は、FASTの竣工後、パルサーなど多くの天文現象の研究に用いられると述べた。宇宙に存在する中性水素も、FASTの観測目標だ。これにより宇宙の起源と進化の過程を推測できる。FASTの目標には、地球外文明の探査も含まれる。
「天眼」にはさらに、中国のアンテナ製造技術、マイクロ波電子技術、並列ロボット、高精度リアルタイム測量といった多くのハイテク分野の発展を促す。新華網が伝えた。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年9月27日
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