FASTプロジェクト1枚目の反射鏡の取り付け作業(左上、2015年8月2日撮影);FASTプロジェクトの反射鏡の半分が取り付け終了(右上、2015年12月16日撮影);FASTプロジェクトの反射鏡の取り付けが8割弱完了(左下、2016年3月9日撮影);FASTプロジェクトの反射鏡の取り付けが完了(右下、2016年7月3日撮影)。
直径500メートルで世界最大の電波望遠鏡が3日、貴州省カルスト地形の窪地への取り付けが完了した。この「天眼」と名付けられた望遠鏡は、宇宙の遠い声を聞き、その神秘を観測するのだ。人民網が各社の報道をまとめて伝えた。
◆貴州省黔南地区が設置場所に選ばれた理由
FASTは、貴州省黔南プイ族ミャオ族自治州平塘県克度鎮金科村の自然の窪地に設置されている。これは円形の天然カルスト窪地で、大きい鍋のような形をしたFASTの建設に適している。
この窪地はカルストの地質条件により、雨水を地下に流す。そのため表面に水がたまり、望遠鏡を壊すことはない。また窪地から半径5キロ内に村がなく、25キロ内にも県城が1つしかない。理想的な無線電波環境で、深刻な自然災害の記録もない。
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