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京都国際映画祭が「日本のハリウッド」京都で開催

人民網日本語版 2016年10月20日15:42

京都国際映画祭の会場「牧野省三賞」を受賞した篠田正浩監督映画祭に合わせて市役所広場に展示された巨大アート作品「PRステージ」に登場した4人組アイドル・ミライスカート映画祭に合わせて大覚寺で開催された写経体験イベント「三船敏郎賞」を受賞した俳優・阿部寛
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京都というと、日本の伝統を今に受け継ぐ貴重な文化がたくさんある古都というのが、多くの人のイメージで、日本の映画文化の発祥地として「日本のハリウッド」とも呼ばれる京都の別の一面を知らない人も多いだろう。16日に閉幕した2016年京都国際映画祭では、映画都市としての京都がPRされた。新華網が報じた。

今年の京都国際映画祭のキャッチコピーは「京都上ル上ル」。13-16日の3日間に、京都市内の19会場で、計24作品が上映された。また、映画、工芸、美術などの分野のアートイベントも数々開催された。

オープニングセレモニーでは、1958年に設立された、日本映画の発展に寄与した後進映画人を表彰する「牧野省三賞」の授賞式が行われ、巨匠の篠田正浩監督(85)が受賞した。

同映画祭には、サイレント映画や特別上映(地域映画連携作品)、特別招待作品などの部門が設置された。映画文化の起点となったモノクロサイレント映画に敬意を込めて設置されたサイレント部門では、オープニング作品の「MIFUNE : THE LAST SAMURAI」を含め、小津安二郎監督の代表作「突貫小僧」と「淑女と髯」、喜劇王として知られるチャールズ・チャップリンの代表作「街の灯」、「黄金狂時代」、「キッド」、「モダン・タイムス」「巴里の女性」から、トーキー時代の「独裁者」、「ライムライト」など8作品が上映された。特別上映(地域映画連携作品)では主に、現代の日本社会を映し出した映画が上映された。さらに、特別招待作品では、洋画2作品も上映された。

16日のクロージングセレモニーでは、国際的な影響力を持つ俳優に贈られる「三船敏郎賞」の授賞式も行われ、人気俳優・阿部寛が受賞した。

京都府と京都国際映画祭実行委員会が主催する同映画祭は2014年に創設され、1997年から開催されてきた京都映画祭の伝統と志を引き継いでいる。「映画もアートもその他もぜんぶ」をテーマに、「映画都市・京都」から、映画、美術、工芸、演芸などさまざまな形のアートと文化を世界に発信することを目指している。(編集KN)

「人民網日本語版」2016年10月20日

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