中央紀律検査委員会監察部は16日、公式サイト上で、「中央反腐敗調整チーム国際逃亡犯逮捕・財産回復行動弁公室による総指揮のもと、中央関連当局と浙江省逮捕・財産回復行動弁公室との緊密な協力により、13年間海外での逃亡生活を続けていた「百名国際指名手配リスト」第1号の楊秀珠容疑者が帰国して自首した」ことを明らかにした。
楊秀珠容疑者は1946年生まれの女性で浙江省建設庁の元副庁長。国際刑事警察機構(ICPO)は、公金横領の疑いで、楊容疑者に赤手配書(逮捕手配)A―745/7―2003号を発行した。2003年4月、楊容疑者は自らの犯罪行為が露呈したため海外に逃亡した。まずは香港地区へと逃亡し、その後シンガポール、フランス、オランダ、イタリアなどで逃亡生活をつづけた。また楊容疑者はその間にフランスとオランダで前後して「避難」申請を行い、これらの国から申請を却下されると、2014年5月には米国に渡って再び「避難」申請を提出した。
●キーワード
【贪污公款】公金横領
【败露】露呈
楊容疑者の逮捕は、中米反腐敗法律執行協力の重要な成果と言える。楊容疑者が米国に逃亡したのち、中国側は中米法律執行合同連絡グループ反腐敗活動チームを通じて、米国側に同容疑者の送還について協力を申し出た。また、関連した証拠と手掛かりを提供した。米国はそれに基づき同容疑者を逮捕・拘留。2014年12月、楊秀珠事件は中米5大重要国際逃亡犯罪追跡案件の一つに指定され、中米双方は担当者を指名し、解決に向けての努力が続けられた。中米合同活動チームは、証拠集めのために現場調査を繰り返し、同事件に関わる資産は法に依り凍結・追徴され、事件は絶えず重要な進展を得てきた。
●キーワード
【遣返】送還
【羁押】拘留
【追缴】追徴
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