「海外メディアが見る江西2016」は、中共江西省委員会宣伝部、人民日報人民網、江西省観光発展委員会、江西省外事僑務弁公室が共催するオムニメディア取材活動。今回の活動に参加した中国人と外国人記者約40人は3日、最後の目的地である同省景徳鎮市陶渓川で、陶磁器の絵付け体験を行った。
会場となった陶渓川文創街区は今年10月にオープンしたばかりの商業エリアで、陶磁器工場の跡地を利用して建設。「外国人には中国らしさを、中国人には外国らしさを感じさせ、年配の人々は懐かしさを、若者にはファッショナブルさを感じさせる」ことをコンセプトに、かつて工場で使用されていた窯などを見学できる博物館のほか、ショップやカフェテリアなどが立ち並び、週末には陶磁器のバザーも開かれる。
絵付け体験では、素焼きを終えた壺や皿などに、顔料を用いて記者たちが思い思いの絵を描いていった。鮮やかな色彩で皿全体を塗りつくしたロシア人記者、壺一杯に文字や模様を描いたスペイン人記者、ワイングラスに太極図、漢字と自分の好きなものを描いたトルコ人記者、カラフルな色を組み合わせたメキシコ人記者、まるで絵のようなタミル語を描いたインド人記者など。灰色の顔料は釉薬をかけて再度焼くと、景徳鎮の特徴ともいえる鮮やかな藍色になるのだという。記者たちの作品は図柄も色合いもバラエティに富んだ仕上がりで、絵付けを終えるとそれぞれの作品を手に記念撮影をしていた。(文:玄番登史江)
「人民網日本語版」2016年12月5日
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