成都市市内に4日、24時間営業の無人スーパーが登場し、体験しようとする多くの市民が訪れた。成都市では年内に、春熙路、寛窄巷子、環球センターなどビジネスエリアと観光スポットで10店舗の開業を予定している。中国新聞網が伝えた。
この店に入り買い物するためには▽アプリをダウンロード▽QRコードをスキャンしアカウントをフォロー▽QRコードが記載されたショッピングカードを所持――という3つの手段がある。一般的なスーパーで買える飲み物、お菓子、日用品が揃っている。すべての商品に専用の精算ラベルが貼ってあり、出口でQRコードをスキャンすれば、商品識別エリアがどの商品であるかを識別する。そしてスクリーンには購入商品名と総額が表示される。
早速体験しに来た市民の張さんだが、携帯決済に不慣れな彼女は、十数分をかけて、ようやく買い物を終えた。張さんは「近くにコンビニが少ないので、無人スーパーがあれば買い物が便利だ。ただ人間の店員と比べ、無人コンビニの利用時間は短いとは限らない。例えばヒマワリの種を1袋購入するならば、店に出入りするたびにスキャンしなければならず、普通のコンビニより時間が短縮されるとは限らない」と話した。また伝統的なコンビニやスーパーと比べ、この無人スーパーの商品は種類が不足しているという。
経営者にとって、無人スーパーのメリットは人件費削減にある。しかし数十万元(1元は約16.68円)の資金が必要なほか、商品の安全問題も無視できない。例えば記者が出口を開くと、後ろの利用客は精算を終えてなくても続くことができ、それを阻止する人もいなかった。実は現在の無人スーパーのほとんどにこのような安全リスクが存在している。
現場スタッフの朱さんは、「未来の無人スーパーは、通報システムによりこのケースを予防する。さらに重要なのは、ユーザーが携帯電話などの情報を登録しているため、信用を失う行為があればブラックリストに載り、その後は無人スーパーに入店できなくなることだ」と話した。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年9月6日
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