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7億6千万人が使用!中国で一番人気のスタンプとは?

人民網日本語版 2017年12月08日09:44

なんて返信していいか分からない時、スタンプを一つ送るだけで相手に嫌な思いをさせずにチャットを終わらせることができる場合も多い。このように、ネットでの交流では、スタンプの使用頻度がますます高くなってきている。このほど、中国・中山大学のビッグデータ実験室が騰訊(テンセント)QQや新華網、新華社(広東支社)と共同で、中国で最も人気のスタンプランキングを発表した。同ランキングでは、QQや微信(Wechat)などのSNSで、ネットユーザーが最もよく使っているスタンプをまとめている。揚子晩報が報じた。

ネットユーザー7億6千万人が「顔を手で覆う」スタンプを使用

統計によると、中国人の携帯利用時間は1日平均3時間となっており、利用時間が最も長いスマホアプリトップ10のうち、1位が微信、2位がQQを占め、3つのSNSアプリがランクインした。

インターネットのチャットによるコミュニケーションがますます重要になってきている現在、スタンプが「コミュニケーションの神器」として絶対に欠かせない存在になっている。2017年度に中国で最も人気の高かったスタンプランキング首位は「顔を手で覆う」で、ネットユーザー7億6千万人が利用しているだけでなく、様々なバージョンの「顔を手で覆う」スタンプも登場しており、微信や微博(ウェイボー)などのアプリにも標準装備されている。

「顔を手で覆う」というと、同様に高い使用頻度のスタンプである「泣き笑い」のグレードアップ版のように感じる人も多いに違いない。確かに「泣き笑い」同様「泣きながら笑みを浮かべている」という意味も含まれているものの、「顔を手で覆う」には、「どうしようにもない」や「気まずい」といった感情を表すのによく使われ、突っ込んだり、自分いじりが好きな現代の若者にピッタリだ。

「顔を手で覆う」や「泣き笑い」のスタンプは中国人が発案したと言われている。微信チームはある日、スタンプをしばらくアップデートしていないことに気づき、新しいスタンプを追加しようということになった。ちょうどそのチームには80年代生まれの男性がおり、俳優・周星馳(チャウ・シンチー)が映画の中で見せた「顔を手で覆う」表情を思い出し、それからインスピレーションを得て、「顔を手で覆う」と「泣き笑い」のスタンプをデザインしたのだという。そして思いがけないことに一気に人気を集めることになったというのだ。

何か良いことがあれば「顔を手で覆い」、嫌なことがあっても「顔を手で覆う」、恥ずかしすぎる場合も「顔を手で覆い」、なんと返信していいか分からない時も「顔を手で覆う」というように、「顔を手で覆うスタンプは本当に万能で感服するしかない」とコメントを寄せるネットユーザーがいるほど。

 

スタンプの人気の秘密は利用シーンと関係あり

ランキングを見ると、SNSアプリによって、人気のスタンプも異なっている。例えば、微博で最も人気なのは「間抜け顔のハスキー犬」スタンプで、1週間に71万回利用されている。以下、2位が「顔を手で覆う」、3位「泣き笑い」、4位「ハート」、5位「ドヤ顔の犬」と続く。

また、使っているスマホによっても、微博におけるスタンプの使用頻度が異なってくる。例えば、スタンプを最も好んで利用するのはiPhoneユーザー。以下、OPPO、華為と続く。また利用するスタンプの種類を見ると、華為と小米のユーザーは「顔を手で覆う」が最も好きで、iPhoneのユーザーは「間抜け顔のハスキー犬」スタンプが、OPPOとvivoのユーザーは「投げキス」が最も好むという結果になっている。あるネットユーザーは、「これは多分、iPhoneユーザーは微博を利用する人が多いので、『間抜け顔のハスキー犬』が最も人気になるのは当然のこと。一方、OPPOの売りはカメラなので、アイドル好きの若い女性ユーザーが多い。だから、『投げキス』が最も人気なのだろう」と分析している。

実際には、チャットで表現する感情のほか、スタンプを通して、ネットユーザーが公の場でどのようなパフォーマンスを見せているかも垣間見える。例えば、微博を見ると、プラスのエネルギーを示すスタンプの人気が全体的に高まる傾向にあり、QQでも、ユーザーは悲しさより、喜びを表現することが多い。そして個人同士のチャットでは「ウシシ笑い」が最も人気で、一年間で303億回使われ、5年連続トップだった。

ネットユーザー「スタンプは感情を表現するためのサポーター」

現在、スタンプがSNS上で非常に大きな地位を占めていることに疑いの余地はない。スタンプを使うことで、感情を最もストレートに表現できるほか、ちょっと気まずい雰囲気を変えてくれるアイテムにもなっている。

チャットの際に文字だけ打っていると、意味を誤解されることも多く、そのような時にスタンプが、自分の気持ちや態度をうまく表現してくれるサポーターとなってくれるという点は注目に値する。あるネットユーザーは、「相手に同意する時、『いいよ』という言葉の後に、『スマイル』のスタンプを打って、いやいやでなく、喜んで同意していることを表現するようにしている」という。しかし、スタンプの使い方にも注意が必要で、多くのネットユーザーは、「相手が『スマイル』スタンプを送ってくるのはあまり好きでない。うれしいなら『大笑いのスタンプ』を使ったほうがいい」と声を揃える。その理由は、「スマイル」を使うと、相手にチャットを早く終わらようとしていると感じさせてしまうことがあるからで、注意して使ったほうがよさそうだ。(編集KN)

「人民網日本語版」2017年12月8日

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