携帯用ゲームアプリの開発を手がける「ヒットポイント」がこのほどリリースした新アプリ「旅かえる」は、まだ中国語版がリリースされていないにもかかわらず、中国で大人気になり、微信(Wechat)のモーメンツの話題をさらっている。さらに、1月10日から、中国のApp Storeの無料アプリランキングとゲームアプリランキングでトップに立っている。人民網が報じた。
多くの人が最近、仕事や家事などの合間に、「かえるはいつ旅から帰って来るかな」、「まだ旅先の写真が届いていないけど、どうしているのだろう」、「旅先で友達はできたかな」、「おうちにずっといるのではなく、旅に出て友達でも作らないと」といったように父親や母親がするような心配をしている。
しかし、どんなにやきもきしても、かえるがいつ旅に出るのか、いつ帰って来るのかは全く決まっていない。アプリを開けた時に、かえるが家にいるか、旅に出かけているかも、誰にも分からない。そのため、中国では「縁任せの仏系(仏のように物事に拘泥しないこと)ゲーム」と言われている。プレイヤーがコントロールできるのは、かえるに持たせるお弁当と道具だけで、何を持たせるかでもらえるお土産や旅先などが変わる。
全て日本語の画面で、当て推量で遊ぶしかないにもかかわらず、中国の人々のゲームへの熱意は全く下がっていない。「旅かえる」が中国でこれほど人気になっているのはなぜなのだろう?
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