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平昌冬季五輪閉会式「北京の8分」支える中国の科学技術力 (3)

人民網日本語版 2018年02月26日15:29

「北京の8分」は、平昌現地時間午後9時18分に披露され、会場の気温は、氷点下3度まで下がった。ダンサーの防寒を徹底するため、チームはグラフェンスマート発熱衣料品を使用し、ダンサーの美しい動きを保ちながらも寒さに凍えることが無いよう工夫を凝らした。

グラフェンは新型ナノ材料で、強度と熱伝導性が高く、業界では「新材料の王」と呼ばれている。中国の科学研究者はその特性を利用し、超薄型・透明のグラフェン電熱フィルター技術を開発し、スマート設備製造に用い、特許保護を申請した。科学研究チームはパフォーマンスを成功させるため、氷点下20度の環境下で、実際に人が着用して行う実験を実施。発熱効果は理想的で、材料の安全性やバッテリーの継続時間、衣料品としての快適度にも十分に配慮した。

チームの説明によると、パフォーマンスの練習においては北京理工大学と北京電影学院による「OpenGLパフォーマンスサポート訓練システム」と「『北京の8分』文化パフォーマンス予行練習システム」が、監督の「目」や「指揮棒」の役割を果たした。この2つのシステムは監督のアイデアに基づき、文化パフォーマンスの全過程をシミュレートできる。可視化された画面や図、動画などにより、ダンサーの動きの軌跡や位置情報、陣形の変化、運動速度などを示すことを可能としている。監督はこれによりパフォーマンスの内容を把握し、改善することで、練習の効率を大幅に高めることを実現した。(編集YF)

「人民網日本語版」2018年2月26日


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