国家統計局が13日に発表した科学技術総合統計年間速報の初歩的な計算結果によると、中国の昨年の研究開発費は前年比11.6%増の1兆7500億元(1元は約16.88円)で、伸び率が前年より1ポイント増加した。研究開発投入強度(研究開発費の対GDP比)は2.12%で、前年を0.01ポイント上回った。中国日報網が伝えた。
研究開発の活動別に見ると、昨年の基礎研究経費は11.8%増の920億元。基礎研究が研究経費に占める割合は5.3%で、前年を0.1ポイント上回った。
研究開発活動の主体別に見ると、昨年の企業による研究開発費は13.1%増の1兆3733億元で、2年連続で二桁台の成長を維持した。政府系研究機関は7%増の2418億4000万元、大学は5.2%増の1127億7000万元。
第18回党大会以来、中国の研究開発投入の比重が高くなり続けている。2014年は2.02%で、初めて2%台になった。2016年は2.11%、2017年はさらに2.12%に上がり、2012年と比べ0.21ポイント増となった。世界的に見ると、中国の研究開発費は米国に次ぐ2位となっている。
研究開発費は、統計年度内に全社会で実際に基礎研究や応用研究、試験・開発に用いられた経費を指す。実際に研究及び試験・開発活動に使われた人件費や原材料費、固定資産取得・建設費、管理費、その他の費用は通常、一国の科学研究の実力と革新力の評価に用いられる。研究開発費の一連の投資のうち最も注目されるのは、基礎研究への投資となる。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年2月26日
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