新海誠監督が所属するアニメスタジオとして知られるコミックス・ウェーブ・フィルムは27日、中国を舞台にした新作アニメーション映画「詩季織々」が今夏にテアトル新宿、シネ・リーブル池袋などの劇場で公開されることを発表した。人民網が伝えた。
「詩季織々」は中国の李豪凌(リ・ハオリン)監督や叫獣易小星(ジャオショウイーシアオシン)、日本の竹内良貴監督が、それぞれ中国の異なる3都市を舞台とした短編作品を作成する。総監督を務めるのは李豪凌監督。中国国内での公開は現時点では未定だ。
「詩季織々」は、北京・上海・広州の3都市を舞台とした3つの短編「陽だまりの朝食」、「小さなファッションショー」、「上海恋」で構成される。そのうち、「陽だまりの朝食」は叫獣易小星監督がメガホンを取り、北漂青年(北京に来て奮闘している地方出身者)と湖南省の田舎に暮らす祖母の物語。竹内良貴監督が手掛けた「小さなファッションショー」は、中国の広東省広州市を舞台としており、広州に住むモデル姉妹の物語。李豪凌監督が手掛けた「上海恋」は、1990年代の上海が舞台となる。李豪凌監督は、「心温まるストーリーで、自分の故郷に対する想いを伝えたい」と語った。(編集TK)
「人民網日本語版」2018年3月6日
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