ハンガリー・ブダペストで開催されていた第15回Anilogue国際アニメーション映画祭が3日に閉幕し、中国の「ビッグフィッシュ&ベゴニア(原題:大魚海棠)」が長編作品賞を受賞した。新華社が報じた。
審査委員会のシェリー・ペーグ委員長は、「ビッグフィッシュ&ベゴニア」に対して、「独特で、ミステリアスな世界を描き、いつまでも頭の中に残るほど、それぞれの登場人物が複雑で、審査委員会に強い印象を与えた」と評価した。
梁旋監督と張春監督がメガホンを握り、梁旋監督が脚本も手がけた「ビッグフィッシュ&ベゴニア」は、道家の文献「荘子・逍遥遊」や古代地理書「山海経」、古代小説集「搜神記」などに着想を得た「チャイニーズファンタジー」。2016年7月に中国大陸部で公開された。
今回のAnilogue国際アニメーション映画祭では、スウェーデンの「Min börda」が短編作品賞を受賞したほか、日本の「この世界の片隅に」が審査委員会特別賞を受賞した。
同映画祭は、2002年から1年に1回開催されており、短編アニメ(20分以内)部門は、欧州のアニメーション映画だけが審査の対象となっている。一方、長編アニメ(50分以上)部門に、製作国の制限はない。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年12月6日
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