李克強総理は8日午後、シンガポールのリー・シェンロン首相と釣魚台迎賓館で会談した。
李総理は「中国とシンガポールは強みによる相互補完を発揮し、協力の潜在力を深く掘り起こし、二国間実務協力をより高いレベル、より質の高い発展へと率いる必要がある。中国側は『一帯一路』イニシアティブとシンガポール側の発展戦略を連携させ、『南向通道』建設を共に推し進め、既存の協力体制を揺るぎないものにし、インフラ、コネクティビティ、金融など重大事業・重点分野の協力を深め、第三国市場協力を拡大し、防衛・法執行・安全協力を推し進め、教育、メディア、シンクタンク分野の交流を拡大し、人的往来を円滑化して、両国民に確かな利益を一層もたらしたい。将来的には、中国は引き続き改革を深化し、開放を拡大し、世界貿易機関(WTO)のルールを基礎とする世界の自由貿易体制を維持し、貿易と投資の自由化及び円滑化を促進し、自らの発展によって周辺に恩恵をもたらし、シンガポールを含むASEAN諸国と利益共同体、運命共同体を共同構築する。シンガポールがASEAN輪番議長国及び中国ASEAN関係の調整国として、引き続き中国ASEAN関係の促進に建設的役割を発揮し、共に様々な形の保護主義に反対し、地域協力を後押しし、地域の平和・安定・繁栄実現に貢献することを希望する」と指摘した。
リー首相は「シンガポールと中国は友好的関係にあり、交流が緊密で、経済・貿易協力が実り豊かな成果を挙げ、人的往来が活発だ。中国の『一帯一路』など発展イニシアティブとの連携を強化し、コネクティビティを強化し、第三国市場協力を強化し、地域の発展を共に促進したい。ASEAN輪番議長国として、建設的役割を発揮し、シンガポール中国関係及びASEAN中国関係の新たな進展を積極的に後押ししたい。シンガポール側は引き続き多角的貿易体制を支持し、ルールを基礎とする国際秩序を支持する」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年4月9日
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