中国の科学観測船「科学号」に搭載されている深海ロボット「発現号」はここ数日、西太平洋マゼラン海山エリアの深海に潜水し、サンプルを集めている。ここは世界的に有名な「コバルトリッチクラストエリア」だ。新華網が伝えた。
張吉観測隊員によると、コバルトリッチクラストは海底の岩石や石の表面にできる殻状の鉄・マンガン酸化物及び水酸化物のことで、コバルトを豊富に含むことからこの名前で呼ばれる。
西太平洋は世界で海山が最も密集している海域であり、太平洋は世界でコバルトリッチクラスト資源が最も密集している海域だ。そのうちマゼラン海山エリアは海山コバルトリッチクラスト資源調査・研究で最も注目されているエリアであり、中露日韓はいずれも探査契約エリアを持っている。中国の契約エリアの周辺には采薇海山と維嘉海山があり、その面積は約3000平方キロメートルに達する。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年4月17日
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