中国第34回南極科学観測隊を乗せた極地観測船「雪竜号」は現在、南極のアムンゼン海で科学観測活動を行っている。中国が同海域の海洋総合調査を実施するのは今回が初となる。新華網が伝えた。
アムンゼン海は南極周辺海域で温暖化のプロセスが最も激しい海域で、環南極氷床の縮小が最も顕著な海域の一つであるため、重要な科学研究価値を持つ。中国はこれまで、同海域を系統的に観測したことがなかった。
科学観測隊首席科学者補佐の何剣峰氏によると、雪竜号はアムンゼン海及びその近海で、53の総合調査地点(16の予備地点を含む)及び1本の海洋地球物理測線による調査を行う。18日間で定点調査地点の総合調査と、航行中の観測を終える。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年3月7日
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