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中国と琉球の友好関係の証 福建省福州市の琉球館「柔遠驛」

人民網日本語版 2018年06月26日10:49
中国と琉球の友好関係の証 福建省福州市の琉球館「柔遠驛」
柔遠驛に展示された琉球人の墓標。明代中後期、多くの琉球人が福州に住んでおり、彼らは死後、福州琉球墓地に埋葬された(6月21日、撮影・魏培全)。

人々の間では「琉球館」とも呼ばれている柔遠驛は福建省福州市台江区にある省級文化財保護機関。同施設は明代の成化8年(1472年)に建設され、清代の康熙6年(1667年)に再建された。福建省における「海上シルクロード」と中国・琉球の友好的な往来の歴史の証ともいえる建物だ。ここ数年、同施設は再建・修復作業を経て、福州の対外友好関係史博物館という位置づけになり、一般向けに無料開放されている。新華網が伝えた。

明代初期、中国と琉球王国は宗属関係を結び、福州市は琉球王国との朝貢貿易の重要な港となり、福州市を代表とする福建文化は琉球王国に大きな影響を与えた。琉球王国からの使節が福州に到着すると、まず柔遠驛にしばらく宿泊し、都に行って中国の皇帝に謁見するというのが一般的だった。柔遠驛の名前には「遠方から来た客人を手厚くもてなし、朝廷による懐柔政策の極意を示す」という意味がある。そして主に琉球人が住んでいたことから柔遠驛は「琉球館」とも呼ばれるようになった。(編集YK)

「人民網日本語版」2018年6月26日


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