中央外事活動会議が22、23両日に北京で開かれた。習近平中共中央総書記(国家主席、中央軍事委員会主席)は重要談話を発表し、「中国の対外活動は新時代の中国の特色ある社会主義外交思想を指導として堅持し、中国の特色ある大国外交に新局面を開くべく努力し、小康社会(ややゆとりのある社会)を全面的に完成し、社会主義現代化強国の全面的な建設のために有利な環境をつくり、しかるべき貢献をする必要がある」と強調した。(文:阮宗沢・中国国際問題研究院常務副院長。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載)
第18回党大会以来、われわれは新時代の中国と世界の発展の大勢を深く把握し、対外活動において一連の重大な理論的・実践的革新を行い、習近平による新時代の中国の特色ある社会主義外交思想を形成した。われわれは習近平による新時代の中国の特色ある社会主義外交思想を全面的に貫徹実行し、中華民族の偉大な復興という中国の夢の実現、人類運命共同体の構築推進のために良好な外部環境を創造し続ける必要がある。
対外方針・政策を科学的に制定する。現在、中国は近代以降最良の発展の時期にあり、世界は百年間なかった大きな変動期にあり、両者は同時に交錯し、激しく揺り動かし合っている。国際情勢を把握するには正しい歴史観、大局観、役割観を確立する必要がある。現在の国際情勢を見るだけでなく、歴史の望遠鏡を手に取り過去を振り返り、歴史の法則を総括し、未来を展望し、歴史の前進の大勢を把握する必要がある。現象と細部を見るだけでなく、本質と大局を把握し、主要な矛盾と矛盾の主要な方面を捉えて、非常に多く、錯綜し、目まぐるしく変化する国際的混乱局面において方向を見失わないようにし、細部にとらわれて根本を忘れることのないようにする必要がある。様々な国際現象を冷静に分析するだけでなく、自らをその中に置き、中国と世界の関係において問題を見て、世界の構造の変化における中国の位置と役割を明確にし、中国の対外方針・政策を科学的に制定する必要がある。
中華民族の偉大な復興と人類運命共同体の構築推進を国際社会が互いのチャンスと見るようにする。中国は40年前に改革開放を実行し、今や世界第2の経済大国に躍り出ることに成功した。中国が追い求めるのは共同発展だ。中国は一歩一歩の努力によって、協力・ウィンウィンの発展理念を積極的に行動に移し、「一帯一路」、アジアインフラ投資銀行(AIIB)など世界の公共財を主導的に提供し、世界全体を幸福にする世界観を体現してきた。中国の台頭は世界の平和・繁栄の事業への卓越した貢献であり、発展途上国が現代化へ向かう道を広げ、急速な発展と共に自らの独立性の維持を望む国々と民族に全く新たな選択肢を提供した。
思想と行動を習近平による新時代の中国の特色ある社会主義外交思想、すなわち習近平外交思想に統一させる。習近平外交思想は新時代の中国の対外活動の根本的準拠であり、行動指針だ。われわれは習近平外交思想を指導に、対外活動において国内・国際の両大局の統合的計画を堅持し、戦略の自信と揺るぎなさを堅持し、外交理論・実践の革新推進を堅持し、戦略的計画と世界的布陣を堅持し、国の核心的利益と重大な利益を守り続け、協力・ウィンウィンと「義利」を兼備し続け、譲れぬ一線の思想と危険意識を堅持し、中国の特色ある大国外交に新局面を開くべく力を尽くす必要がある。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年6月26日
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