習近平国家主席は24日、南アフリカのラマポーザ大統領とプレトリアで会談した。両国首脳は両国の伝統的友好を高く評価し、新時代の包括的な戦略的パートナーシップの推進について重要な共通認識にいたった。また、ハイレベル往来の強化、政治的相互信頼の深化、発展戦略の連携、実務協力の推進、人的・文化的交流の緊密化、両国協力の成果の両国民による一層の共有で一致した。新華社が伝えた。
習主席は「現在、中国・南アフリカ関係は新たな歴史的出発点に立っている」と強調。両国の包括的な戦略的パートナーシップの深い発展の推進について、以下の提案をした。
(1)双方はハイレベル往来と政治的相互信頼を強化し、自ら選択した自国の国情に合った発展の道を支持し合い、互いの核心的利益と重大な懸念に関わる問題で引き続き理解し合い、支持し合い、両国間の政府や立法機関など各分野の交流を緊密化し、政党間の交流・協力を深める必要がある。
(2)双方は「一帯一路」及び中国アフリカ協力フォーラムの枠組での協力を強化し、発展戦略を連携させ、ニューエコノミー分野と新興産業の交流・協力を深め、第4次産業革命のもたらす発展のチャンスを共に享受する必要がある。中国側はインフラ整備、貿易・投資、科学技術革新、金融分野の協力を重点的に推し進めたい。中国側は経済発展、雇用創出、民生改善、社会モデル転換の推進に向けた南アフリカ政府の努力を支持する。
(3)双方は人的・文化的交流の結びつきを強め、協力の中で人々中心を堅持し、人的往来の円滑化や文化・教育交流の強化に関する合意を早期に実行に移し、人的資源開発と観光協力を深め、民心の通じ合いを促進する必要がある。
(4)双方は安全・法執行協力を強化する必要がある。中国側は南アフリカ側と法執行能力整備協力を強化したい。
(5)双方は国連、G20、BRICS、気候変動「BASIC」4カ国など多国間枠組での協力を緊密化し、共に多国間主義を維持し、一国主義と保護主義に反対し、国際秩序のより公正で合理的な方向への発展を後押しする必要がある。
ラマポーザ大統領は「南アフリカは引き続き『一つの中国』政策を揺るがず遂行する。積極的な進展があるよう『一帯一路』共同建設の枠組での協力を推し進める。重大な国際・地域問題で中国との意思疎通や調整を緊密化し、一国主義に反対し、多国間主義を強化し、途上国の共通利益を守る」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年7月25日
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