習近平国家主席は21、22両日にセネガルを公式訪問した。今回の成功裏の訪問は、両国関係発展の方向を指し示し、「一帯一路」建設のためにさらに多くの共通認識を形成し、より緊密な中国アフリカ運命共同体を手を携えて構築するために再び新たな原動力を加えた。(人民日報「鐘声」国際論評)
アフリカ最西端に位置するセネガルでは連日、習主席の訪問が誰しもが語る重大な出来事となった。外交儀礼の配慮ある手配、現地メディアの熱気ある報道、国民の自発的な友好感情が、現在中国セネガル関係が人々の心に深く浸透していることをはっきりと示した。国際問題を長年研究するセネガルの学者は「セネガルの対外関係にとって習主席の今回の訪問は『決定的』瞬間であり、訪問時のエピソードの1つ1つがセネガル国民の心に長く残るだろう」と指摘する。
現在の中国セネガル関係への高い支持は、根本的に言って人々に獲得感があるからだ。中国企業の建設する高速道路はセネガルの主要都市間の連結水準を高め、経済新区建設の環境を整えた。中国の農業チームは長年セネガルに根を下ろし、新たな品種や技術を導入して、現地の農業生産水準を著しく高めた。
今回の訪問で両国は「一帯一路」共同建設など複数の二国間協力文書に調印した。西アフリカで中国と「一帯一路」協力文書を調印した国はセネガルが初めてだ。「一帯一路」建設の新たな開拓の1つ1つが、現代の国際協力に対するその重要な意義をはっきりと示していることは注目に値する。セネガルのサル大統領は「一帯一路」イニシアティブへの支持を表明し、コネクティビティ強化に積極的に参加する意向を示した。セネガル各界は、「一帯一路」建設は国の発展への助力となる大きなプラットフォームを提供し、中国が積極的に提唱するコネクティビティの理念は時代の潮流に沿っているとの認識で一致している。
中国セネガル関係の良好な発展基調は、邁進し続ける中国とアフリカ全体の関係の縮図だ。今や中国セネガル関係、中国アフリカ関係の継続的前進は新たなチャンス期を迎えている。現在セネガルは盛んに発展し、「セネガル振興計画」の打ち出した壮大な目標に向けて邁進している。アフリカ大陸全体も工業化と現代化の加速に力を入れ、アフリカ連合「アジェンダ2063」の描いた夢に向けて前進している。また、中国は発展と強大化を続け、国際協力をリードする能力を高め続けている。より重要な事に、中国は常に「真実親誠」の対アフリカ政策理念と「正しい義利観」を堅持しており、中国アフリカ双方が協力を通じて互いの発展を促進するチャンスは一段と際立っている。習主席が強調したように、中国の発展はアフリカに一層のチャンスをもたらし、アフリカの発展も中国の発展に原動力を加える。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年7月24日
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