陝西省西安市大明宮国家遺跡公園にある太液池の湖畔で23日夜、まばゆい照明が輝き、音楽が鳴り響いた。「2018回顧長安-中日文化交流イベント」のひとつである「長安景盛桜花紅-中日青年友好コンサート」がここで開催され、中日両国の若手歌手が歌と踊りを披露し、その歌声で中日友好の新たな1ページを開いた。
コンサートでは、中国の「国家一級演員」である李東橋が伝統演劇・秦腔の演目「千古一帝」の「兵馬俑と秦始皇」の一部を演じたほか、西安DM青年民族楽団と陝西歌劇団打楽器チームが、「長安景盛桜花紅」をコラボ演奏した。さらに、若手男性歌手・曹軒賓が「別君嘆」と「可惜不是你」を、西安地元歌手の王建房と張楽彤がロック「西安有面」や「故城謡」、「長安夜」などの楽曲をそれぞれ披露し、古典と現代が入り乱れたまばゆく華々しいステージが展開された。
そしてコンサートのメインゲストとして日本で大人気の女性アイドルグループ「乃木坂46」が今年初となる中国でのステージを披露。メンバーが舞台に上がると、会場全体から熱烈な歓喜の声が沸き起こり、「素足でSummer」と「インフルエンサー」、「命は美しい」、「ジコチューで行こう!」の4曲が披露されると、会場の盛り上がりは最高潮に達した。
「乃木坂46」の大ファンという観客は、「今回のコンサートは最高だった。間近で彼女らを観て、その歌を聴くことができて、本当にハッピー。コンサート全体をひとことで表現するなら、震撼させられたというほかない」と興奮した様子で話した。
コンサートでは、中日両国の合作によるドキュメンタリーフィルム「シルクロード」の一部も放映され、西安市国際文化交流協会は、同作品のディレクターを務めた鈴木肇氏と王紀言氏に、西安市国際文化交流協会名誉会長の栄誉を授与した。「シルクロード」は、1979年に制作され、1980年に放送された。放送後、シルクロード沿線各国さらには世界に「シルクロードブーム」が沸き起こり、西安の国際知名度が一挙に高まった。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年9月25日
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