日本メディアの現地時間23日の報道によると、探査機「はやぶさ2」の小型探査ロボット2台が小惑星「リュウグウ」に着陸し、その表面で探査を展開した。探査ロボットによる小惑星上陸の完全な成功は、人類史上初となる。新華網が伝えた。
この2台の探査ロボットは円柱状をしており、その重量は1.1キロ、直径は18センチ、高さは7センチ。車輪や履帯で走行するのではなく、リュウグウの表面でジャンプしながら前進する。内部には各種科学装置が搭載されており、小惑星の表面で写真を撮影し、温度などの情報を収集できる。
はやぶさ2はローバー投入後、リュウグウの上空20キロメートルの観測点に戻った。同探査機は10月下旬に初めてリュウグウへの着陸を試み、岩石サンプルを採取し、さらに離陸し観測し、着陸しサンプル採取するという過程を繰り返す。
リュウグウは地球と火星の間の軌道上を飛行しており、水と有機物を含み、約46億年前の地球誕生時の状態に近いとされている。科学者は採取した小惑星のサンプルを分析することで、太陽系の形成と生命の起源に関する若干の謎を解くことができると期待を寄せている。はやぶさ2は6月27日にリュウグウに到着しており、2020年に地球に帰還する予定。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年9月25日
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