「長江デルタ地域地下鉄QRコード乗車相互利用始動式」が1日、上海で開かれ、来年にもQRコードによる地下鉄乗車の相互利用が可能な都市がさらに増加する見通しであることが明らかにされた。新華社が伝えた。
長江デルタ地域は、中国経済が最も活力に満ち、開放の程度が最も進んでいて、革新力が最も強い地域の一つ。そのため、同地域間における人口流動は激しく、その経済的なつながりも緊密となっている。こうした長江デルタ地域における都市間移動の頻度の高さから、地下鉄乗車の相互利用に対するニーズがとりわけ高まっている。
スマート都市生活群の建設を積極的に推進している長江デルタ地域にとって、「キャッシュレス外出」はすでに基本仕様となっている。キャッシュレス外出は、モバイル決済を切り口として、デジタル化ソリューションを活用し、市民の移動に便利さとスムーズさを提供している。長江デルタ地域の住民に向けたスピーディで便利な外出の実現条件創造を目指し、長江デルタ地域軌道交通でのQRコードによる乗車の相互利用が積極的に推し進められている。
12月1日から上海、杭州、寧波の3都市において、地下鉄のQRコードによる乗車相互利用が正式にスタートし、計526駅と約1万台のQRコード対応改札機をカバーしている。これにより、上海地下鉄アプリ「METRO大都会」を使えば、上海地下鉄に乗車できるだけではなく、杭州と寧波のQRコード対応改札機でも利用・乗車することが可能となる。同時に、アプリ「杭州地下鉄」または「寧波地下鉄」を使えば、現地の地下鉄だけではなく、上海地下鉄にも乗車できるようになる。今年末までに、杭州と寧波の間でも、QRコードによる地下鉄乗車の相互利用が実現する見込み。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年12月4日
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