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北京地下鉄の営業距離、今後3年で300キロ延長

人民網日本語版 2018年10月25日16:40

北京市交通委員会が主催し、北京交通発展研究院が運営する「世界大都市交通発展フォーラム」が北京で24日に開催し、北京市は2020年までに地下鉄の営業距離を300キロメートル延長する計画であることを明らかにしたほか、公共交通バスは、「長距離路線から短距離路線」へのシフトを目指し、「大型ターミナル急行バス」の運行を増やし、地下鉄駅から500メートル以上離れている場所まであまねくカバーする方針であることを明らかにした。北京日報が報じた。

北京地下鉄の営業総距離は、現在608キロメートル、1日あたり平均利用客数は延べ1035万人にそれぞれ達しており、発車間隔は最短2分以内に短縮されている。北京は、南中軸路・安立路・阜石路など利用者が多い区間の路線バスを続々と開通し、公共交通バスの営業総距離は907キロメートルに達している。このほか、北京は、ミニバスの運行台数を抑制し、一部時間帯の通行規制などの管理措置を実施、ミニバスの使用率を引き下げている。市内の自転車による移動率は数年前から着実に高まっており、地下鉄・バスによる移動率も大幅に増加している。

市交通委員会の李先忠・主任は、「北京は2018年に交通総合管理指導チームを立ち上げ、距離別の移動時間をめぐり、移動効率に影響を及ぼす17項目の重要要素を含む216項目の要素について分析を進めた。それらの要素は、以下の通り分類される」とし、以下の3点を挙げた。

1)職場と住居のバランス、自動車保有台数やその使用における利用者側の要素

2)地下鉄の発展や道路網の密度といった供給側の要素

3)道路交通の秩序管理や施工管理など管理をめぐる要素

このように全体的に見ると、北京は「需要のコントロール」、「供給の合理化」、「管理の強化」という三大原則を遵守する必要があると李主任は指摘。

また、李主任は、「供給の合理化について北京は、地上と地下との関係、つまりバスと地下鉄の関係性について適切に処理しなければならない。北京地下鉄の営業総距離は、2020年までに300キロメートル延長する見通しで、地下鉄の急成長に適応するために、バスは、大型ターミナル急行路線の増加やバス混雑の緩和など、運営方式の見直しを行う必要がある」とした。

さらに、「北京には、今でも、地下鉄ネットワークが網羅していない地域や利用客が多いにも関わらず輸送力が不足している地域が残っており、バスが大型ターミナル急行路線による運営を増やすことが求められている。また、一部地域では、路線バスの『長距離から短距離へのシフト』を進め、沿線停留所の客流分布に対して適切に対応し、地下鉄駅から500メートル以上離れた隅々の地域までカバーし、バスの本領を発揮させる。北京市バスは、今年に入り、73路線の合理化調整を済ませ、272.9キロメートルの重複路線および565ヶ所の重複停留所を削減した」とした。

バスのダイヤ調整については、「月別、日にち別、時間帯別に実施すると同時に、リアルタイム公共交通アプリをアップグレードすることで、車両‐停留所間距離情報をリアルタイムに提供し、予想・計画通りのバス利用を実現する」とした。

また駐車場の管理に関しては、「北京は現在、急増を続ける自動車保有台数・高頻度の使用・高密度の集中といった問題を抱えている。海外大都市での前例を参考とし、北京における交通発展の現状をかんがみて、北京市はパーキング管理という難題解決に重点を置き、駐車場の配備計画、路上駐車料金の電子決済、駐車違反に対する厳しい法律執行を推し進めていく」との見方を示した。(編集KM)

「人民網日本語版」2018年10月25日

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