宮崎駿監督の人気アニメーション映画「となりのトトロ」デジタルリマスター版が12月14日に中国で公開される。公開に先駆けて今月5日、先行上映が行われ、あるファンは鑑賞後、「初めて大スクリーンで『となりのトトロ』を見た。とても、ワクワクし、興奮している。あのトトロがスクリーンに映し出された時、温かく幸せな気持ちになり、思わず涙がこぼれた」と話した。人民網が報じた。
日本で1988年に公開されてから30年を経て、宮崎監督が自ら手掛けたデジタルリマスター版でも、あどけないキャラクターたちにかわいい精霊、そして澄んだ心の人にしか見えないというトトロが、幻想的な童話の世界を展開している。さらに作曲家・久石譲が手掛けたオリジナルサウンドトラックが同作品ならではのウキウキした気分を盛り上げ、心に響くメロディーに観客はファンタジックな世界へと引き込まれていく。
また作品だけでなく、今回はそのポスターも大きな話題を集めている。
著名なポスターデザイナーの黄海氏がデザインした「となりのトトロ」中国版ポスターは、ネット上で公開されて以降、中国と日本のネットユーザーの間で話題をさらっている。そのポスターは、淡い小麦色をベースにしており、麦わら帽子をかぶった主人公の姉妹2人が草むらの中を歩いているようにも見え、まるでトトロのお腹の上で横になっているようにも見える。日本のネットユーザーからは、「すごい趣がある」、「構図がとてもいい」、「中国人が描く大自然からは、秘境への憧憬が感じ取れる」、「二人の笑い声が聞こえてきそう」、「日本にも逆輸入してほしい」など絶賛する声が寄せられている。
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