外交部、新たな歴史的出発点において中日韓協力の新たな章を開く

人民網日本語版 2019年04月12日11:21

外交部(外務省)の陸慷報道官は11日の定例記者会見で「中国側は今年の中日韓協力議長国として、日韓両国と共に、新たな歴史的出発点において3カ国協力の新たな章を開き、東アジア協力に新たな局面を開くことを望んでいる」と述べ、以下のように説明した。

第15回中日韓自由貿易協定(FTA)交渉会合が9日から12日までの日程で、東京で開催されている。われわれは交渉が順調に進み、前向きな成果を得て、包括的で高水準かつ互恵的な協定で最終的に合意するための良い基礎を固めることを期待している。

昨年5月の第7回中日韓サミット以来、3カ国協力は着実に進み、良好な発展の勢いを示している。中日韓はいずれも自由貿易を断固として守り、地域経済統合を積極的に推し進めている。今回のFTA交渉会合によって、多角的貿易体制を守り、一国主義と保護主義に反対するという3カ国共通の決意がはっきりと示された。また、3カ国は情報通信、環境、運輸物流、文化、スポーツ、農業、中央銀行、衛生、知的財産権など閣僚級会合を相次いで開催し、具体的分野の協力についての計画を進めた。東アジア文化都市、パブリック・ディプロマシー・フォーラム、著名記者対話など重要な活動によって中日韓協力の影響力は高まり、民意の基盤が固められた。3カ国は「中日韓プラスX」協力を実施することで、各自の強みをより良く発揮し、地域全体の持続可能な発展の実現を促進することも積極的に検討している。

今年は中日韓協力20周年であり、3カ国協力は新たな発展のチャンスを迎えている。中国側は議長国として、日韓両国と共に、首脳会議など一連の重要な会議や行事を成功させ、新たな歴史的出発点において3カ国協力の新たな章を開き、東アジア協力に新たな局面を開くことを望んでいる。(編集NA)

「人民網日本語版」2019年4月12日

  

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