中国外交部(外務省)の耿爽報道官は2日の定例記者会見で、対話と朝鮮半島問題の解決の推進に向けた韓国側の努力を称賛するとともに、「関係各者がようやく得られた対話の勢いを大切にし、維持し、引き続き互いに誠意と善意を示し、信頼を培い、理にかなった期待を抱くことを希望する」と述べた。
【記者】韓国の文在寅大統領は1日「訪米時に対話の早期再開を後押しすべく努力する。朝鮮半島の平和プロセスの一層の進展を希望する」と表明した。米国のポンペオ国務長官も同日「米朝首脳が数カ月以内に再び会談し、非核化の方向に向けて実質的一歩を踏み出すことを希望する」と表明した。朝鮮半島の最新の動きについて、コメントは。
【耿報道官】中国側は韓米のこうした発言の前向きなメッセージを歓迎する。対話と朝鮮半島問題の解決の推進に向けた韓国側の努力を称賛する。実際にはハノイでの朝米首脳会談後、双方共に対話の継続を望む姿勢を示していた。中国側は一貫して、朝鮮半島問題においては対話と協議こそが根本的な出口であり、向き合って進んで初めて安定的に遠くまで前進することができると考えている。情勢の緩和、朝鮮半島問題の政治的解決の推進に資するあらゆる努力と行動を、中国側は断固として支持する。
関係各者がようやく得られた対話の勢いを大切にし、維持し、引き続き互いに誠意と善意を示し、信頼を培い、理にかなった期待を抱くことを希望する。朝鮮半島の隣国として、中国側は引き続き自らの努力と貢献をする。(編集NA)
「人民網日本語版」2019年4月3日