中共中央政治局は25日午前、オムニメディア時代とメディア融合の発展をめぐる第12回集団学習会議を開催した。司会を務めた習近平・中共中央総書記は、「メディア融合の発展を促進し、オムニメディアを建設することが、我々の目の前にある緊迫した課題だ。情報革命の成果を活用し、メディア融合の発展を深化させ、主流世論を大きく、強くしなければならない」と強調した。人民日報が報じた。
今回の会議は、メディア融合・発展の最前線に設けて開催し、調査・研究、解説、討論を組み合わせた形で進められた。
25日午前、習総書記率いる中共中央政治局委員らが人民日報社新メディアビルを訪問。まず、人民日報数字伝播公司で、記事閲覧用の屋外電子掲示板の建設や活用状況などを視察した。その後、習総書記は人民日報「中央厨房」を訪問し、動画などを通して、「新聞、公式サイト、アプリ」などのコンテンツ、オムニメディアの活用状況に対する理解を深めた。また、人民日報ニューメディアセンターで、人民日報の微博(ウェイボー)、微信(Wechat)公式アカウント、アプリの設置状況などをめぐる報告を聞いたほか、ニューメディアをめぐる展示品を視察した。習総書記は、「共産党の機関紙は、情報発信の手段の構築、イノベーションを強化し、サイトや微博、微信、スマホ版のニュース、インターネットテレビなどの各種ニューメディアを発展させ、各種インタラクティブ型、サービス型、体験型のニュース・情報サービスを積極的に発展させ、ニュース発信の網羅的なカバー、他の分野への発展、マルチな分野への開拓を実現しなければならない」と強調した。
視察終了後、習総書記は人民網オムニメディア・ブロードキャストコントロールセンターを訪問し、人民網の葉蓁蓁総裁からメディア融合の発展について話を聞いて、討論を行った。
その他、習総書記は重要談話の中で、「オムニメディアが絶えずに発展している。情報はどこにでもあり、どんな情報でも見つけることができ、誰でもそれを見ることができるようになっている。そして、世論の生態、メディアの構造、情報発信の方法などが大きく変化し、ニュース・世論をめぐる業務は新たな課題に直面している。我々はメディア融合の発展を加速させて促進し、主流メディアが強い情報発信力、牽引力、影響力、信頼性を身に着け、国民皆が理想、信念、価値、理念、道徳観念などの面で、一致団結し、プラスのエネルギーが一層強くなり、主旋律が一層高まるようにしなければならない」と強調した。
そして、「メディア融合の発展を推進し、一体化した発展の方向性を堅持し、プロセスの最適化、プラットフォームの継続的な構築を通して、各種メディアソース、生産要素の効果的な統合、さらに、情報コンテンツ、技術の応用、プラットフォーム端末、管理手段の相互接続を実現して、融合の質を向上させ、一体化の効果を拡大させ、大きな影響力、競争力を有する新型主流メディアを構築しなければならない」と指摘した。(編集KN)
「人民網日本語版」2019年1月26日
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