李克強総理は24、25両日に山東省の◆坊市(◆はさんずいに維)と済南市を視察した。新華社が伝えた。
李総理は今回の視察において、今年のさらに大規模な減税・費用削減措置が製造業企業にもたらしている利益に強い関心を示した。◆柴集団の視察では法人税減免の実際の額を質問し、企業側は各種減税・費用削減措置によって大きな実益を得て、生産拡大や研究開発強化、従業員育成への投資がさらに増えている点について紹介した。
李総理は、「習近平同志を核心とする党中央の揺るぎない指導の下、中国経済は安定した運営状態を保っている。複雑な情勢に対処し、新たな下押し圧力に耐え抜いている現在、減税・費用削減はカギとなる措置であり、長期的に見ても後から作用を発揮する発展の力を強化し、税源を培うことができる。確実な実行を確保し、政策効果を発揮し続けなければならない」と指摘した。
また、プロダクト・イノベーションの状況について企業側から詳しい説明を受け、国内外の研究開発者と言葉を交わすとともに、◆柴集団の海外研究開発センターとのビデオ中継で、国際イノベーション協力にさらに力を入れて、◆柴集団と中国製装備の原動力が尽きることがないように激励した。
さらに、職人精神を実践し、皆で共に努力して、世界に目を向け、競争力に優れ、抜きん出た品質・ブランド・信望を築き、中国製品の水準を高めるよう従業員らを激励した。
また李総理は齊魯銀行で、小規模・零細企業の融資難の状況を視察。取引先と話を交わし、融資の総合コストはいくらか、経営プレッシャーは高まっているかといった質問を行った。そして人々からは現在融資問題は緩和され、銀行のサービス改革によって融資も受けやすくなったとの報告を受けた。
李総理は、「小規模・零細企業は数が多く広範で、経済発展や雇用拡大、民生改善にとって極めて重要だ。融資審査のインセンティブ・職務免責制度を整え、ビッグデータなどの運用を奨励し、金融商品・モデルを革新し、法に基づき納税し、信頼が高く、将来性ある企業の発展のために良質で素早く手軽な金融サポートを提供する必要がある」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2019年5月27日