追加関税がもたらす結果への米政府の恣意的な解釈に米ビジネス界が不満の声を上げたことについて、外交部(外務省)の陸慷報道官は22日の定例記者会見で「貿易戦争に勝者はない。米側が自国内の理性の声に真剣に耳を傾けてみることを望む」と述べた。
【記者】アディダス、ナイキ、プーマ及び米国の靴関連メーカー・小売業約170社がトランプ米大統領に対して「中国から輸入する靴関連製品に対する追加関税は、米国の消費者、靴製造企業、経済に壊滅的結果をもたらす」「関税を支払うのは米国の消費者であり、この点の恣意的な解釈は許されない。企業も簡単に中国から工場を移転することはできない」とする書簡を共同で送ったとの報道について、コメントは。
【陸報道官】米ビジネス界が追加関税に公に反対の声を上げたのはこれが初めてではない。貿易戦争の結末への米政府の恣意的な解釈に米ビジネス界が不満を抱くのは、完全に理解できる。貿易戦争に勝者はないと、中国側は繰り返し述べてきた。
米側が恣意的に「関税圧力」を振りかざし続ければ、最終的に打撃を受けるのが米国の消費者と実業界であるのは確実だ。米側が自国内の理性の声に真剣に耳を傾けてみることを望む。(編集NA)
「人民網日本語版」2019年5月23日