日本はなぜ韓国の首を絞めるのか 経済カードの裏に政治的計算 (2)

人民網日本語版 2019年07月16日11:12

今回日本が規制したフッ化ポリイミド、レジスト、高純度フッ化水素は、まさにチップ産業などにとって非常に重要な材料だ。韓国貿易協会の統計では、韓国はフッ化ポリイミドとレジストの90%以上、高純度フッ化水素の40%以上を日本から輸入している。

【経済カードの裏に政治的計算】

日韓関係は長年、歴史をめぐる溝のために順調にいかなかった。元徴用工や「慰安婦」被害者への賠償問題は未解決のままだ。摩擦は厄介な歴史問題だけでなく、後に「レーダー照射事件」によって軍事面の相互不信にまで拡大した。

そして今、日韓は貿易摩擦まで起こした。双方関係が今後さらに困難な状況に陥るのか、さらには完全に冷え込むのか、外部は懸念している。

清華大学国際問題研究所の劉江永教授は、今や安倍政権は科学技術分野での日本の相対的優位性を韓国、特に文在寅政権への圧力カードに変えたと指摘する。「(日本が)叩いているのは韓国経済だが、実際には文政権に痛みを与えようとしている」。

外交学院国際関係研究所の周永生教授は「日韓関係はしばらく解決しない。安倍氏は参院選にあたり、韓国しめつけ政策を打ち出し、日本政府の姿勢が強硬であると示すことで、有権者の目を引きつけ、支持を得ようとしている」と指摘する。

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