駐日大使 感染状況を見てチャーター機で在日留学生を帰国させるか否かを決定

人民網日本語版 2020年04月01日11:20
駐日大使 感染状況を見てチャーター機で在日留学生を帰国させるか否かを決定

中国の孔鉉佑駐日大使は3月31日の中国中央テレビの報道番組で、チャーター機で在日留学生を帰国させるかどうかや、日本の感染者数が比較的少ない原因などについて答えた。

■チャーター機で在日留学生を帰国させるか?

【孔大使】日本にはおよそ11万人の中国人留学生がいる。皆の気持ちは全体的に安定していると把握している。人々の頻繁な移動が交差感染を引き起こす重要な原因だ。現在について言えば、皆が引き続き科学的・理性的な姿勢で、現在の感染状況の推移を重視し、自らをしっかり守ると同時に、盲目的に外出して交差感染をもたらしうるリスクを避けるよう注意することを希望する。特別な理由が確かにあって帰国しなければならない場合は、出発前に自ら大使館と国内に届け出て、帰国途中では個人防護をしっかりと行い、関係する地方の入境検疫や隔離など具体的政策を事前に把握し、国内の感染防止・抑制のための指示に協力する必要がある。将来チャーター機で在日留学生を帰国させるかどうかは、日本の感染状況の推移をさらに見ていく必要がある。

■日本の感染者数が比較的少ない原因

【孔大使】ここしばらくの間、日本の新たな感染者数はある程度増えているが、増加幅は比較的緩やかだ。初期段階の分析では、これには次の原因が考えられる。

(1)政府レベル。日本政府は早い段階から政策目標を感染拡大のスピードを抑制し、ピークを押し下げ、死亡率を下げることに据えて、患者に対してレベルを分けた診療を実施してきた。この手法は限られた医療資源を重体患者の治療に用いるうえでプラスであると同時に、院内感染のリスクを下げるうえでもプラスだ。

(2)社会レベル。日本国民も現時点で政府の措置を割合理解し、協力している。

(3)日本全体の医療水準と医療資源は先進国でトップ水準にあり、国民は日常の衛生習慣や防護意識が比較的高い。これらは感染リスクを下げ、感染拡大を抑制するうえでプラスだ。(編集NA)

「人民網日本語版」2020年4月1日

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