米側の中国メディア抑圧は両国関係に悪影響をもたらす

人民網日本語版 2020年03月18日11:30

米国務省は先日、中国メディア5社の米国における従業員の人数を制限すると発表した。これは中国メディアの駐米記者を事実上追い払うものだ。現在の中米関係の状況下、米側のこの行動による影響がメディアに限定されないのは明らかであり、両国関係に悪影響と新たな不確定性をもたらすのは必至だ。(人民日報「鐘声」国際論評)

事の是非曲直は非常に明らかであり、米側に魂胆があるのは誰の目にも明らかだ。米側の行動は国際的に通用するルールと符合せず、その行動の偽善性と覇道をさらに多くの人々に見せつけるだけだ。長期にわたり、中国メディアの駐米記者は米国の法規を厳格に遵守し、報道の職業倫理を恪守し、「客観、公正、真実、正確」という原則を堅持して米国で報道活動を行ってきた。中国メディアに対する米側の様々な非難は、全くのでっちあげだ。米側がこの時期を選んで事実上の追い払いという行動に出たことの本質は、完全な政治的抑圧だ。

米側が中国の記者を事実上追い払うというのは、偶発的な出来事ではない。中米関係は国交樹立から40年余り、全体として絶えず前向きな発展の勢いを示し、当初の限られた交流から、次第に現在の各分野における深い融合へと発展してきた。嘆かわしいのは、すでに壮大なビルとなった中米関係を前に、近年米側の一部の者が心理状態に大きな問題を生じ、こともあろうにこのビルの「土台をぐらつかせ」「柱を外す」ことに注力の方向性を変えていることだ。様々な米国式政治問題化の操作や動きが止むことはなく、社会・人的・文化的分野の正常な中米交流でさえ、米国にとっての「脅威」と見なし、扱っている。米側が中国の駐米報道機関を槍玉に挙げることを選択したのは、正にこうした心理状態の表れだ。

現在中米関係に溝や対立が度々生じる主たる原因の一つが、米側の一部の者の冷戦思考とイデオロギー的偏見が一層強まっていることにあることを指摘しておくべきだ。中国人記者を事実上追い払うことをめぐり、米側の一部の者は公然とムードを盛り上げる際に、ほしいままにメディアの争いを大きくしている。これは実はいわゆる「モデルの争い」を騒ぎ立てるためだ。この常軌を逸した行動を取り繕うため、米側は再三にわたりいわゆる「対等性」について言いがかりをつけている。しかし、現在中米関係の発展に影響を与えている最大の非対等が、双方が相手国の発展を受け止める際の心理の非対等である。中国側は一貫して小異を残して大同につき、互いに尊重し合うことを基礎に対米関係を発展させることを主張しており、米国にとってのいわゆる「存続にかかわる脅威」となったことはない。だが米側の一部の者は中国の発展を受け止める際、冷戦思考とイデオロギー的偏見から脱しておらず、「中国を変える」衝動をいつも抑えられない。彼らが口にするいわゆる「中国の挑戦」「中国の脅威」は疑心暗鬼の幻影に過ぎず、その心理状態に問題があることが根本的原因だ。

対立を引き起こす米側の間違った心理状態は悪影響をもたらし、中米両国の利益を損なうだけでなく、世界各国の共通利益も脅かす。現段階で、中米が溝を有効に管理・コントロールするには、できる限り多くの意思疎通のチャンネルをスムーズに保たなければならない。勝手な行動によって既存のチャンネルを塞いで、関係全体に政治的負担を増やすべきではない。米側は中国側記者を事実上追い払う事について、速やかに根本的に改め、過ちを正し、中米関係全体の安定を確保するために責任ある選択をするべきだ。(編集NA)

「人民網日本語版」2020年3月18日

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