中国高官、国連人権理事会で貧困削減の経験を紹介

人民網日本語版 2020年10月09日13:51

国連人権理事会の社会フォーラムが8日、スイス・ジュネーブで開幕した。中国国務院貧困者支援開発指導グループ弁公室の陳志剛副室長が来賓としてビデオ演説を行い、中国の貧困削減の経験と成果を紹介した。新華社が伝えた。

陳氏は「人権の尊重と保障は人類が共に追求しているものだ。貧困の緩和と根絶は人権保障の重要な内容だ。中国共産党と中国政府は常に人々の生存権と発展権を最重要視し、貧困削減による人権促進に尽力している。特に2012年の第18回党大会以来、習近平氏を核心とする中共中央は2020年までに現行基準の下で農村の貧困人口の貧困脱却、全ての貧困県の解消、絶対的貧困の根絶という奮闘目標を明確にし、一連の重要な措置を打ち出した。中国の貧困者支援・開発は貧困脱却の難関攻略という歴史的段階に入り、ターゲットを絞った貧困者支援・貧困脱却という新たな時代へ邁進している」と指摘。

画像、統計、具体的事例を挙げて中国の貧困削減の優れた手法と経験を紹介し、「中国は貧困者支援において『まず貧困を知る』という原則を堅持し、『誰を支援するか』という問題を効果的に解決し、『関係者にしっかりと責任を負わせる』という指示を厳格にし、『誰が支援するのか』という問題を効果的に解決し、『対症療法、標的治療』という方針を貫徹し、『どのように支援するか』という問題を効果的に解決し、『ターゲットを絞った貧困脱却』という目標の指向性を確立し、『いかに退くか』という問題を効果的に解決してきた。努力を経て、中国は貧困削減の歴史において最も良い成果を収めた。第1に、貧困の規模は大幅に縮小し、貧困人口の生活は改善され続けている。2012年から2019年までに、貧困人口は9899万人から551万人にまで減った。第2に、貧困地区のインフラ及び公共サービス能力は著しく強化され、貧困人口の発展環境は改善され続けている。第3に、中国の特色ある貧困削減の制度・システムが確立・整備され、安定した貧困脱却の政策網が一層緊密になった」と表明した。

また「今年は中国にとって貧困脱却の難関攻略における最終段階の年だ。突如発生した新型コロナウイルス感染症を前に、中国は落ち着いて対処し、積極的に行動し、感染症の影響に対する分析・対処メカニズムを構築し、雇用、産業、財政、金融面で的を絞った政策措置を打ち出した。現在すでに感染症の影響は徐々に克服され、貧困脱却の難関攻略の目標・任務における予定通りの勝利は目前である」と強調した。(編集NA)

「人民網日本語版」2020年10月9日

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