外交部が福島原発汚染水問題でコメント「日本は国際社会の懸念に向き合っていない」

 2021年05月18日15:42

外交部(外務省)の趙立堅報道官は17日の定例記者会見で、日本の原発汚染水の海洋放出問題について質問に答えた。

【記者】韓国の海洋水産相は先日、国際海事機関(IMO)事務局長への書簡で、「日本は韓国と協議をしないまま福島原発汚染水の海洋放出を一方的に決定した。これは近隣国の安全と海洋に多大な危害を及ぼす恐れがある」として、日本の原発汚染水を国際社会の受け入れ可能な方法で処理するために国際原子力機関(IAEA)との協力を検討するようIMOに呼びかけた。これについて中国側としてコメントは。

【趙報道官】我々は報道に留意しており、韓国側の行動に理解と支持を表明する。日本の間違った決定は一方的な発表からすでに1ヶ月余りが過ぎ、中韓など周辺諸国を含む国際社会及び日本国内の強い懸念と一致した反対に遭っている。遺憾なことに日本政府は各国政府、国際組織、環境保護団体、各国民衆の抗議に知らぬふり、聞こえぬふりをし、現在に至るまで国際社会の重大な懸念に正面から応じていない。

日本の決定は透明性を欠く無責任なものだ。日本側が得たのは自国の利益のみであり、国際社会と子々孫々に終わりのない後患を残すことになる。日本政府は自らの責任を直視すべきであり、利害関係者及び国際機関との間で協議による合意に至るまで、勝手に原発汚染水を海洋に放出するべきではない。(編集NA)

「人民網日本語版」2021年5月18日

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