生態環境部、「日本は原発汚染水の海洋放出前に全面的な情報公開を」

 2021年04月29日15:54

生態環境部(省)の劉友賓報道官は28日の定例記者会見で、日本福島原発の汚染水の海洋放出問題について質問に答えた。

劉報道官は、「日本の原発汚染水の処分は自国の環境の安全に関わるのみならず、地域と世界全体の環境の安全にも関わるものであり、慎重に慎重を重ねなければならない。日本政府は国民や国際社会の強い反対や問題視の声を顧みず、安全な処理方法を研究し尽くすことなく、また周辺の利害関係国や国際社会と十分な協議や意思疎通を行わぬまま、汚染水の海洋放出という決定を一方的にした。利害関係国であり、日本の近隣である中国が重大な懸念を表明するのは当然だ。日本側は原発汚染水の海洋放出を始める前に、関係する情報を速やかに、かつ全面的に公開し、利害関係国及び国際社会の懸念にしっかりと応えるべきだ」と表明した。

外交部(外務省)報道官は26日、国際原子力機関(IAEA)が現在積極的に設置を進めている技術作業グループに、中国の専門家を招待することを確認したと表明した。これについて劉報道官は、「生態環境部は外交部やIAEAと緊密な連絡を保ち、関係する取り組みを仕上げるべく協力していく」とした。(編集NA)

「人民網日本語版」2021年4月29日

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