原発汚染水イラストに日本側が抗議、投稿した外交部報道官がコメント

 2021年04月29日14:41

外交部(外務省)の趙立堅報道官が先日ツイッターの個人アカウントで日本の原発汚染水の海洋放出に関するイラストを投稿したことに、日本側は厳重に抗議して削除を要求した。趙報道官は28日の定例記者会見で、この件についてコメントした。

趙報道官は、「これは中国の青年イラストレーターの作品だ。まずこれは葛飾北斎の浮世絵が中国で一定の知名度があり、中国の民衆が日本文化に対してかなり理解しているということを物語っている。このパロディー作品は福島原発汚染水の海洋放出による処分という日本政府の一方的な決定への中国の民衆の憂慮と不満を反映している。実際には日本側の行為は中国のみならず各国政府、国際組織、世界300余りの環境保護団体、そして日本国民を含む各国民の強い反対と深刻な懸念を招いている」と述べた。

また、「福島原発汚染水は有害物質が多く、危害が極めて大きい。米誌サイエンス、ドイツ海洋科学研究機構、ロシア、韓国など各国の学者は、日本が放出する予定の原発汚染水はたとえ入念に浄化したとしても、なお大量の放射性同位元素を含むと考えている。日本側は原発汚染水の海洋放出に対する世界の人々の抗議の声にもっと耳を傾けるべきだ。自らの責任を明確に認識し、国際的義務を履行し、間違った決定を撤回すべきだ」とした。

イラストを削除するかどうかについて、趙報道官は、「イラストは正当な民意と正義の声を反映しているのであり、すでにこのツイートをトップに固定した」と表明した。(編集NA)

「人民網日本語版」2021年4月29日

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