外交部(外務省)の趙立堅報道官は17日の定例記者会見で、「広大な宇宙の探索は全人類共通の夢だ。中国は近い将来、中国と外国の宇宙飛行士が共に『天宮』へと旅することを楽しみにしている」と述べた。
趙報道官は、「神舟が5年ぶりに再び遠征した。中国の宇宙飛行士が広大な宇宙の扉を叩くのはこれが7回目であり、中国の有人宇宙飛行が宇宙ステーション段階に入ってから初の有人飛行ミッションでもある。聶海勝氏、劉伯明氏、湯洪波氏の3人の宇宙飛行士は中国の宇宙ステーション・コアモジュール『天和』への初の訪問者であり、軌道上に3ヶ月間滞在し、船外活動、軌道上メンテナンス、宇宙科学実験と技術テストなど一連のオペレーションを行う」と説明。
「2003年に初めて神舟5号の有人飛行ミッションを行って以来、中国の有人宇宙飛行プロジェクトは『1人が1日』から『複数人が複数日』、船内活動から宇宙遊泳、短期滞在から中期滞在へと飛躍を続けた。そうした飛躍の1つ1つは、宇宙へと飛行し夢を追う宇宙飛行士たちの勇敢さと粘り強さの結晶だと言える。中国は人類による宇宙の平和利用に知恵と力で貢献してきた」と述べた。
趙報道官はまた、「広大な宇宙の探索は全人類共通の夢だ。中国政府は一貫して宇宙空間の平和利用に尽力し、終始『平和利用、平等及び互恵、共同発展』の原則に従い、関係国と有人宇宙飛行の協力と交流を広範に繰り広げてきた。宇宙ステーション段階に入り、中国は引き続き国際協力・交流を深め、その幅を広げて、中国の宇宙ステーションを全人類に幸福をもたらす宇宙実験室にしていく。近い将来、中国と外国の宇宙飛行士が共に『天宮』へと旅することを楽しみにしている」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年6月18日