「中朝友好協力互助条約」締結60周年 両国首脳が祝電交換

人民網日本語版 2021年07月12日11:22

習近平中共中央総書記(国家主席、中央軍事委員会主席)と金正恩朝鮮労働党総書記(国務委員長、国家武力最高司令官)は11日、「中朝友好協力互助条約」締結60周年を受けて祝電を交わした。新華社が伝えた。

習総書記は、「1961年、中朝の上の世代の指導者は遠大な見識をもって『中朝友好協力互助条約』の締結という戦略的決定を行い、両国人民が共に戦う中で培った深い友情を揺るぎないものにし、両国の永続的な友好協力を推し進めるための重要な政治的・法的基礎を固めた。その後の60年間、中朝双方は条約の精神を堅持し、互いに断固として支持し合い、手を携え肩を並べて奮闘し、両党・両国の兄弟のような伝統的友情を増強し、それぞれの社会主義事業の発展を促進し、地域のみならず世界の平和と安定を維持してきた」と指摘。

また習総書記は、「近年、私と金総書記は会談を重ね、両党・両国関係発展の青写真を描き、中朝の友誼に新たな時代的意味を与え、一連の重要な共通認識に至った。現代世界では、過去100年なかった大きな情勢変動が加速している。私は金総書記と戦略的な意思疎通を強化し、中朝関係前進の方向性をしっかりと把握し、先頭に立って両国の友好協力を新たな段階へ押し上げ続け、両国及び両国人民により良く幸福をもたらしていきたい」と強調した。

習総書記はさらに、「我々は先日、中国共産党創立100周年を盛大に祝賀した。現在、朝鮮人民は心を一つに団結し、第8回朝鮮労働党大会の決定と方針を全力で貫徹している。中国は朝鮮が経済・民生を発展させ、社会主義建設事業を力強く推進することを断固として支持する。金総書記に率いられ、朝鮮の党と人民は必ずや新たな、さらに大きな成果を収めるものと信じる」と強調した。

金総書記は、「『朝中友好協力互助条約』の締結は、強固な法的基礎の上に、朝中の深い友情を長期にわたり発展させるという両国の政府及び人民の断固たる意志を全世界にはっきりと示した。その後の60年間、朝中両国は互いに支持し合い、助け合って、誇るべき友好の歴史を綴ってきた。近年、複雑で変化に富む国際情勢を前に、朝中両国の同志のような信頼と共に戦う中で培った友情は日増しに深まり、双方関係はさらに高い段階へと発展するにいたった」と指摘。

また金総書記は、「朝中の友好協力関係のたゆまぬ強化と発展は、朝鮮の党と政府の確固不動たる立場だ。朝鮮の党、政府、人民は双方共通の貴重な財産である朝中の友誼を一層大切にし、社会主義、共産主義の建設という神聖な道のりにおいて、中国共産党、中国政府、中国人民と揺るぎなく手を携えて前進していく。中国共産党創立100周年に改めて祝意を表する。中国共産党と中国人民が社会主義現代化国家の全面的建設、中華民族の偉大な復興の実現の事業において、さらに大きな勝利を収めることを祈る」とした。(編集NA)

「人民網日本語版」2021年7月12日

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