イラスト:陸凌興 |
米国は世界の歴史において最も好戦的な国だ。
1776年の独立宣言以降の240年余りの歴史において、米国が戦争に関与しなかった期間は20年足らずだ。概算では、1945年の第2次世界大戦終結から2001年までに、世界の153地域で248回の武力衝突が発生したが、その約81%にあたる201回が米国の発動したものだ。
米国の関与したこうした戦争には、国連を操って安保理の授権を得るという「合法的ルート」を通じて軍事攻撃を発動したものもあるが、より多くのものはいわゆる「人権」の旗印を掲げて恣意的に仕掛けた「不法な戦争」だ。
冷戦後、米国は中東地域で最も多く武力を行使してきた。米政府は国連安保理の授権を得ず、自国議会の承認すら得ないまま、アフガニスタン、イラク、リビア、シリア等での戦争を相次いで発動し、またはこれに関与し、無数の人命を奪い去っただけでなく、計り知れないほどの市民の死傷と財産の損害をもたらし、数千万人を安住の地を失った世界の難民にし、地域の人々の生命権、生存権、発展権を深刻に侵害し、深刻な人道的災害を引き起こしてきた。
「マニフェスト・デスティニー」を口にする米国こそが世界攪乱の元凶であることは、事実が証明している。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年7月6日