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731部隊資料収集の主要責任者は全て米フォート・デトリック関係者

人民網日本語版 2021年08月24日14:36

中国侵略日本軍第七三一部隊罪証陳列館によると、米国は第2次大戦終結後に中国侵略日本軍第七三一部隊(以下「731部隊」)による細菌戦などに関する情報収集のため、相次いで4グループの人員を日本に派遣したが、各グループのトップはいずれもフォート・デトリック関係者だった。彼らは最終的に生体実験、細菌実験、細菌戦等に関するデータや資料を押収した。新華社が伝えた。

(1)Murray Sanders中佐

フォート・デトリックの細菌戦専門家。1945年9月と10月に東京へ行き、内藤良一、金子順一、増田知貞など731部隊の重要構成員を相次いで尋問した。だが、731部隊の初代隊長であり、細菌戦の罪の張本人である石井四郎には尋問できなかった。1945年11月に「日本科学技術情報調査報告・細菌戦」をまとめた。

(2)Arles Thompson

フォート・デトリックの獣医学中佐、細菌戦研究に精通。1946年2月に石井四郎、北野政次など731部隊の中心人物を尋問。石井宅での尋問で、731部隊による細菌戦や生体実験に関するデータ・資料の内容を石井から把握した。1946年5月に「日本の細菌兵器に関する報告」をまとめた。

(3)Norbert Fell

フォート・デトリックの植物実験部長、博士。米シカゴ大学卒業で、微生物学、感染症学などを主に研究。「尋問は実験・研究の科学技術知識を得るだけで、戦犯起訴とは無関係」と731部隊員に約束した。過去の調査よりさらに豊富な細菌戦資料を入手。1947年6月、「日本の細菌戦活動の最新資料概要」をまとめた。Fellは自ら押収した細菌戦資料について、「フォート・デトリックの専門家らは非常に興味を抱くだろう。これらの資料は我々の細菌戦研究計画にとって重要な価値がある」と評価した。

(4)Edwin Hill

フォート・デトリックの基礎科長。1947年10月、細菌戦に関する調査のため渡日。石井四郎や北野政次など731部隊の重要構成員20人余りを尋問し、「細菌戦調査の総括報告」をまとめた。米国が細菌戦に関するこれらのデータや資料を入手するために25万円を支払ったことに、はっきりと言及している。この調査完了後、米日間の取引は終わりに近づいた。(編集NA)

「人民網日本語版」2021年8月24日

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