靖国神社をめぐる日本の誤った行為を中国が批判「歴史的正義への冒涜」

人民網日本語版 2021年08月16日11:28

報道によると、8月15日、日本の菅義偉首相が靖国神社に玉串料を納めた。安倍晋三前首相、複数の閣僚及び一部の国会議員が、同日または数日前に靖国神社に参拝した。

これについて中国外交部(外務省)の華春瑩報道官は15日、「靖国神社は日本軍国主義による対外侵略戦争発動の精神的な道具及び象徴であり、大罪を犯した第2次世界大戦のA級戦犯14人を祀っている。靖国神社問題における日本の一部の政界要人の行為は、歴史的正義への冒涜であり、中国を含むアジア被害国の人々の感情を深刻に傷つけるものであり、自らの侵略の歴史に対する日本の誤った姿勢を改めて反映した」と指摘。

「中国は、すでに北京と東京の外交ルートを通じて日本に厳正な申し入れを行い、強い不満と断固たる反対を表明した」。華報道官はこう述べたうえで、「中国は日本に対し、侵略の歴史を正視し、反省するという姿勢表明と約束をしっかりと忠実に守り、靖国神社など歴史問題において言動を慎み、軍国主義と徹底的に縁を切り、実際の行動によってアジア近隣諸国及び国際社会の信頼を得るよう促す」とした。

同日、在日本中国大使館報道官も靖国神社をめぐる日本のネガティブな動きに厳正な立場を表明。「靖国神社問題の本質は、日本政府が過去の侵略の歴史を正しく認識し、扱うことができるか否か、アジア被害国の人々の感情を尊重できるか否か、歴史問題における姿勢表明や約束を恪守できるか否かである。日本のネガティブな動きは、侵略の歴史に対する日本の誤った姿勢を改めて反映するものであり、日本には侵略の罪の隠蔽と否認を企てる逆流が常にあることも改めて証明された。歴史の忘却は許されず、侵略の罪の隠蔽は許されない。中国は日本に対して、歴史の教訓を深く汲み取り、侵略の歴史をしっかりと正視し、反省し、国際社会の正義の声に真剣に耳を傾け、日本軍国主義と明確な一線を完全に引き、実際の行動によってアジア近隣諸国及び国際社会の信頼を得るよう厳粛に促す」とした。(編集NA)

「人民網日本語版」2021年8月16日

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