孔鉉佑駐日大使「中日関係の次の50年に向けた発展を後押し」

人民網日本語版 2021年09月30日14:55

中華人民共和国建国72周年にあたり、孔鉉佑駐日大使が日本の各界の人々に向けて祝賀ビデオメッセージを発表し、長年にわたり中国の発展と中日関係の改善に関心を持ち、支持してきた日本各界の人々に心からの挨拶と感謝を伝えた。在日本中国大使館ウェブサイトが伝えた。

孔大使は「72年前、中華人民共和国が建国された。72年後の今日、中国が第1の百年奮闘目標を達成し、中華の大地に小康社会(ややゆとりのある社会)を全面的に完成させ、絶対的貧困の問題を歴史的に解決し、社会主義現代化強国の全面的完成という第2の百年奮闘目標に向かって意気軒昂として邁進していることを、世界に厳かに宣言する」と表明。

「中日両国は地域及び世界の重要国として、世界と平和と発展の維持という重要な責任を共に肩に担っている。現在、中日関係は複雑な局面に直面しているが、日本との関係を重視し、両国関係の長期的で健全な安定した発展の推進に尽力するという中国側の基本的立場に変更はない。来年は中日国交正常化50周年を迎える。中日両国の国交回復と友好関係の発展を推進してきた両国の上の世代の指導者や識者の重要な歴史的功績を振り返るとともに、中日国交正常化の初心に立ち返る必要がある。50年に及ぶ中日関係発展の歩みから経験と力を汲み取り、平和共存と世々代々の友好の信念を揺るぎないものにし、相互尊重と『小異を残し大同につく』精神を堅持し、摩擦や溝を適切に管理し、積極的要素を絶えず拡大し、中日関係が次の50年に向けて帆をあげて出航し、安定的に遠くまで発展する後押しをする必要がある」と指摘。

また孔大使は、「この夏、日本で東京オリンピック・パラリンピックが開催され、競技場で力の限り戦う各国選手たちの姿が、多くの人々に希望と感動を与え、各国の人々に新型コロナウイルスと闘う自信と勇気も与えた。来年初めに北京は冬季オリンピック・パラリンピックを開催する。中国には簡素で安全かつ素晴らしい冬季五輪を世界に捧げる自信と能力がある。我々は日本を含む世界各国のウィンタースポーツの選手たちと北京で会えることを楽しみにしており、両国が日本と中国で相次いで開催される五輪を契機に、スポーツや文化、青少年などの分野で交流を強化し、友情の絆を深め、友好の礎を固め、さらに多くの美しい物語を綴ることを期待している。中国はそのために日本各界の人々と共に努力していきたい」とした。(編集NA)

「人民網日本語版」2021年9月30日

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